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専業主婦わらしの毎日

【アメリカ出産体験談】妊娠期・前編

2019年7月~2020年9月まで、夫の駐在勤務に帯同して、アメリカのロサンゼルスで暮らしてました。

2019年の年末あたりに妊娠が発覚。そのころは、日本でコロナが流行しはじめ、まだアメリカでは感染者が少なかったとき。

いま日本に帰るより、アメリカで産んじゃお!と、初出産をアメリカですることに決めたました。(後にアメリカで大流行するなんて予想もせず…安易でした笑)

 

貴重な体験だったので、自分の備忘録のためにも、アメリカでの妊娠から出産のあれこれをまとめようと思います。

 

私が住んでいたのは、ロサンゼルス内でも日本人が多く住むトーランス市。

Dr.David Lu先生にお世話になりました。

 

日本人がよく通う産婦人科の1つで、ドクターはチャイニーズアメリカンですが、単語程度の日本語なら話せるし、日本人慣れしているかなぁと思って決めました。いざとなったら日本人の受付さん通訳もしてもらえるので安心です。

ドクターも優しいおじさんって感じで、私のつたない英語での質問にもきちんと理解して答えてくれたので、私はここにしてよかったと思ってます♪

 

アメリカでは、普段の診察は主治医の先生のオフィスで行い、いざ出産というときには主治医の先生が提携している、総合病院みたいなところで分娩します。

産まれそう!となったときに、病院まで主治医の先生が来てくれる形です。

 

Lu先生のオフィスは、The Medical Centreという医療系のテナントがたくさん入っているオフィスビルの1室にあり、 日本の産婦人科病院と比べるとかなり手狭で、最初はびっくり😲

 

goo.gl

 

駐車場が、施設利用者は1時間無料がついていましたが、混んでいたり先生が急にお産が入ったりすると余裕で超えてたので、それだけちょっと不満だったかな。

 

妊娠初期
  • 3-4週間に1回の健診
  • 超音波検査
  • 心拍検査
  • 子宮頸がん検査
  • 他婦人病の検査

 市販の妊娠検査薬で陽性を確認して、初めて産婦人科に行ったのが妊娠8週目のときでした。(たしか初回は8週目以降に来るように言われたと思います。)

初回で超音波検査。小さな豆みたいな我が子の姿に、「あぁ、ほんとにお腹の中にいるんだ…」と、実感があるようなないような、不思議な気持ちになったのを覚えています^^

アメリカでは超音波検査は毎回は行いません。人による(医療保険による?)ので、私の場合はトータルで5回でした。エコーって、1番妊婦健診っぽいのに…少し寂しい😂

 

つわりは17週頃まで、はじめは吐きづわり、その後に食べづわりがありました。

吐きづわりの期間が本当に辛くて(´;ω;`)少し食べては吐き、水を飲んでも吐き、1時間おきにトイレにこもり、しまいには汚物に血が混じるようになって…壮絶でした…

緩和させる方法をネットで検索して、とにかく何でも試してみましたが、個人的に効果があったなと思うのは、

・バナナ、キャベツをたべる(キャベツはミキサーですりつぶして、飲んでました笑)

・炭酸水(吐き気が収まるというよりかは、口の中がさっぱりする)

・足を頭の位置より高くあげて寝る(気持ち楽になったかな)

 

また、病院から吐き止めの薬をもらいました。つわりにもお薬だなんて、さすがアメリカ…!

「Bonjesta」という商品で、もちろん母体、赤ちゃんにも問題ないと言われましたが、何となく病気でもないのに薬に頼るのはなぁ…と思い、どうしても辛いときにだけ飲みました。これが効果抜群!寝る前に飲むと、翌日は吐き気や気持ち悪さがなく、体力的にも精神的にもだいぶ楽になれました。ただし副作用で強烈な眠気に襲われます…。

 

妊娠中期
  • 3-4週間に1度の健診
  • 心拍検査
  • 血液検査
  • カリフォルニア妊婦スクリーニングプログラム

 尿検査、体重測定、血圧測定は毎回ありました。受付さんに言えば、母子手帳に転記もしてもらえます。

血液の採取は、妊娠期間中に何回かしたのですが、いまいち何を検査するためなのか分からないまま…まぁ特になにも言われなかったので何も問題なかったのだろうと笑

それから、出生前診断も受けました。カリフォルニア州の法令に基づくもので、赤ちゃんがダウン症等の疾患をもつ可能性を調べるテスト。これは特別拒否しなけば、一般的に受けるもののようです。保険も適用されるので、私の場合は支払い0でした。

また、別の医療機関で実施する、新出生前診断(NIPT)と遺伝子検査(私と夫の劣性遺伝子を調べ、赤ちゃん遺伝性の疾患がある可能性を調べるもの)も任意で受けられると勧められましたが、私たちはこちらは受けませんでした。

出生前診断については、いろんな意見があると思います。私たち夫婦も受ける前に、結果によってどう考えるか、話し合いました。日本だったら、高齢出産等でない限り出生前診断なんて考えもしなかったと思いますが…子供に対する思いを真面目に考えるいい機会になったなと思います。

 

妊娠を機に、味覚が変わるとよく言いますが、私の場合は無性に日本食が食べたくなりました!日本のコンビニが恋しかった~( ;∀;)

おにぎり、ラーメン、うどん、お弁当…それまで日本食スーパーにはなるべく手を出さないようにしていたのですが、ついに解禁。笑

住んでいたのがアメリカのド田舎でなくて良かった~と思ったのでした。

 

長くなったので、後編に続きます!